一昨日の18日は、とってもおめでたい日!
仲野瑠花ちゃんのお誕生日でございました〜🎂🍀✨✨✨
どうかよき一年となりますよう🥰🙏🙏
昨日19日が最終稽古日でございました。
長い間お世話になりました稽古場をバラして、
いざ大阪へ💪💪💪
劇場仕込みの日までにそれぞれの向かい方で、
表現者工房へと進んでまいります。
ここまで来られて、本当に本当に嬉しいです。。!
どうかお見逃しなく!
ミレナ
タテヨコ企画第39回公演
『誰かの町』作・演出 横田修
【東京公演】2021年3月24日(水)~28日(日)
【出演】市橋朝子 加藤和彦 舘智子 西山竜一 久行しのぶ(以上タテヨコ企画) 辻川幸代(ニュアンサー) 福永理未 森啓一朗(東京タンバリン)
【大阪ゲスト】竹内宏樹(空間 悠々劇的)
【会場】小劇場B1(東京都世田谷区)
前回のブログで少しだけ触れましたが、2021年に計画していた『誰かの町』大阪公演はコロナ禍を鑑みて中止にしました*。そのため関西圏で生の舞台を観た人はほとんど居ないと思います。中には配信でご覧になった方が居るぐらいでしょうか。劇団として初めて本格的に取り組んだ舞台の配信でした。最初に公演の計画を立てたのはさらに2年ほど前の2019年です。劇団で公演を配信するようになるなんて、当時は誰一人考えていませんでした、、、
雲行きは2020年3月の『亡者の時代』(作・演出:青木柳葉魚、於:小劇場B1)の頃から怪しくなっていました。柳葉魚の描いたピカレスクな男の物語です。日本中に一斉休校が要請された後、緊急事態宣言が発令される少し前。周囲のカンパニーが次々と公演中止(延期)を発表する中、私たちは手探りで対策を取りなんとか公演を打ちました。「時期が悪かったねぇ」なんて当時は言い合っていましたが、今考えるととんでもない。上演できただけ幸せでした。その後2020年秋にも公演予定でしたがコロナ禍を鑑みて中止に**。『誰かの町』もどうしようか、当時ものすごく迷いました。迷いましたが、万全の対策を取った上で出来る限りやってみようと東京公演のみ実施したのです。今更ながらよく上演したものだと思います。
大阪ゲストとして『誰かの町』には竹内宏樹君が参戦してくれました。最近は舞台でバリバリ活躍してますよね。当時は東京へひと月ほど滞在して頂き稽古・本番を共にしました。しかし稽古場以外への外出は一切出来ず、座組のメンバーと飲食を共にすることもありません。さらに地元・大阪での上演もないのですから実に孤独な状況だったと思います。それでも東京公演の最後まで、竹内君はしっかり付き合ってくれました。ありがとう。この場を借りて改めて感謝申し上げます。東京ゲストのお三方(辻川幸代さん、福永理未さん、森啓一朗君)も素晴らしかった!いつか大阪でお披露目したい演目・ナンバーワンが『誰かの町』であることに間違いはありません。いつになるかは分かりませんが、いつの日か必ず実現したいと思っています。
えー、個人的には名作シリーズの中で描くのに一番苦労した戯曲でしたね。何故かは分かりません。描き上がった時、ものすごくほっとしたことだけは覚えています。
今週末、大阪市生野区の表現者工房にてタテヨコ企画の最新作『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』を上演します。同演目の東京公演関連のツイートをまとめましたのでご興味あればご覧下さい。
【東京公演感想まとめ】 https://togetter.com/li/1944196
此度の大阪ゲスト・仲野瑠花さんはうら若きべっぴんさん。大阪公演に向けて益々面白く、可愛く、俳優として日々成長しています。今見とかないと損ですよ。将来有望でしかない彼女の勇姿にもどうぞご期待下さい。
座組一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます!
◎予約フォーム(大阪用)
https://www.quartet-online.net/ticket/tateyokokikaku42osaka?m=0ahcgdc
横田修 拝
*当初は藤枝公演も計画していましたが、大阪よりも早い段階で中止にしました。
**中止になった企画は、カタチを変えて第40回公演 『RAFTでDADADA』(2021年10月)として本番を迎えることができました。
タテヨコ企画第37回公演
短篇集『谷繁』〜さすらいの日本人、行方知れず。
作・演出 横田修
【東京公演】2019年8月26日(月)~9月1日(日)【大阪公演】9月13日(金)~15日(日)【藤枝公演】10月12日(土)・13日(日)
【出演】市橋朝子 加藤和彦 舘智子 西山竜一 久行しのぶ
【会場】sancha teatretto(東京都世田谷区) IKサロン表現者工房ブラン(大阪府大阪市生野区) 白子ノ劇場(静岡県藤枝市)
『待たない人々』以来、継続的に行ってきた東京・大阪の二都市公演を他の場所でも行いたいと考えました*。そこでボリュームの小さな作品を創り旅公演に出向くことにしたのです。病気入院の為に前作(『三人の姉妹たち』)を降板した自分にとってはお礼行脚の意味合いもありました。
『谷繁』は短篇集の表題作です。この時は新作『稽古前の時間、あるいは超能力に関するメモ』**との2本立てでした。客演は一切呼ばなかったですね。一時旅先からそれぞれゲストをお呼びすることも検討しました。しかし私の体調もあってこの時はシンプルな座組で行くことにしたのです。劇団と名乗っていながら劇団員だけの舞台は実はこの時が初めてでした。その意味では、この『谷繁』こそがタテヨコ企画本来の姿なのかもしれません。
舘の演じる「谷繁」(舞台写真の右側)は各地で人気者でした。ストラップでも作ったら売れたに違いありません。ちなみに彼女は三代目の「谷繁」です。
「五十にして天命を知る」などと言います。翌年50歳になる2019年、私としては色々考えざるを得ない年でした。手術暦があるためにもう新たな保険に入れません。ローンも組みにくいようです。他にも体調を鑑みて断念したことが幾つもありました。その反面、覚悟を決めたこともあります。誰にだって人生がいつまで続くか分かりません。それでも出来る限り演劇を続けていこうと。先月52歳になりました。今のところ、その覚悟は続いています。
さあ!来週には覚悟の大阪公演『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』が始まります。今回は過去一可愛いタイトルを付けてしまいました。決してファンタジーではありません。人間という「動物」たちの群像劇です。表現者工房へ是非見届けにお越し下さいね。座組一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます!
◎予約フォーム(大阪用)
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横田修 拝
*旅公演3箇所目の藤枝では、台風19号の直撃を受け初日を中止に(翌日に追加公演実施)。旅公演先で台風が通り過ぎるのを待つのはなんだか不思議な気分でした。
**『稽古前の時間、あるいは超能力に関するメモ』にて試みたヘンな方法は次作『誰かの町』(2021年3月・大阪公演中止)に繋がりました。
タテヨコ企画第36回公演
『三人の姉妹たち』作 横田修 演出 横田修+青木シシャモ
【大阪公演】2019年3月2日(土)・3日(日)【東京公演】3月14日(木)〜24日(日)
【出演】市橋朝子 舘智子 西山竜一 向原徹 久行しのぶ(以上タテヨコ企画)
岩崎正寛(演劇集団円) 小野寺亜希子(テアトル・エコー) 久我真希人(空観)
田村かなみ
【大阪ゲスト】坂口修一
【会場】IKサロン表現者工房ノワール(大阪)小劇場楽園(東京)
この時は大阪公演が先だったのですね。東京の小劇場楽園も劇団としては初めての劇場でした。駅前劇場、ザ・スズナリ、OFF・OFFシアター、小劇場B1に続いて、下北沢では五つ目の会場です。
私が大阪暮らしを始めて七年が経ちますが、劇団の演目がすべて大阪に来ているわけではありません。半分は東京のみで上演しています。タテヨコ企画を立ち上げる時に決めていたのは、決して私の作品だけを作る集団にはしないということでした。劇団員の誰が作・演出をしても良いし、外部に依頼したっていい。この指針のおかげで、私が大阪に居る今でも継続的な劇団の活動ができています。
『三人の姉妹たち』はチェーホフの『三人姉妹』をモチーフにした名作シリーズの一つです。いつか作りたいと温めていた演目でした。日本の農家を舞台に翻案した本作には演劇集団・円の岩崎正寛さん(『アオアシ』の声優やってるのですね!)、テアトル・エコーの小野寺亜希子さんをお招きしました。どちらもバリバリ実力派の俳優さんです。空観の久我ちゃん、田村かなみさんは前作『美しい村』(脚本 :柳井祥緒(十七戦地)演出:青木シシャモ)に続いての出演ですね(面白くて可愛い人たち!)。そして大阪ゲストは2回目となる坂口修一さん(格好いい!)。
ところが、顔合わせをして1週間ほど稽古をした頃でしょうか。2月早々には私の入院が決まってしまいます。以後の演出をシシャモ(現・柳葉魚)に引き継ぐと、私は早々に現場から姿を消しました、、、実は前年の11月頃から体調を崩しておりました*。関係各位には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたが、劇団員の柳葉魚には稽古初日からスタンバイしてもらっていたのです。演出する人間が劇団に二人居て本当に助かりました。そして劇団チョコレートケーキほか俳優としても活動する柳葉魚のスケジュールがこの時たまたま空いていて本当に良かったです。お陰で無事にお客様へ作品を届けることができました。
大阪公演には、一般のお客様の他に市民参加劇に関わる皆様、学生達、そして沢山の先生方・大学職員の皆様が大勢足を運んでくれました。最後の公演と思われていたのかもしれません(笑)。稽古途中から約2ヶ月の入院・手術を経て職場に復職したのは同年の6月でした。当時のゼミ生にもご心配をかけましたね。今回出演している仲野瑠花さんもその一人です。
『三人の姉妹たち』から3年と半年が経ちますが、お陰様で私は元気です。『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』の大阪公演はいよいよ来週に迫ってきました。お時間許しましたら是非。ご予約がまだの方、迷われてる方は思い切ってお越し下さい。今回が大阪最後の公演になるやもしれません(全くもってインチキ閉店セールのような文言ですみません!しかしこの規模の公演がしばらくないのは本当です)。
会場の表現者工房は小さいながらも良い空間ですよ。お芝居と共に体感してくださいー
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横田修 拝
*2018年11月頃から体調に異変があったのですが(腹部の鈍痛、手荒れ、爪のゆがみ等)それから『三人の姉妹たち』までの間にSTEP『サンタクロース会議』(作・平田オリザ)の藤枝旅公演と市民参加劇『土に寝ころぶ女たち』の演出を務めていました。特に市民参加劇は公演直前に一週間の入院をしてしまい参加者・関係各位にはこれまた多大なるご迷惑をおかけしました、、、
今日も暑かったですね。
タテヨコ企画第34回公演
『あるサラリーマンの死』作・演出 横田修
【東京公演】2018年3月7日(水)~18日(日)
【大阪公演】2018年3月24日(土)、25日(日)*IKサロン表現者工房協力公演
【出演】青木シシャモ 市橋朝子 加藤和彦 舘智子 西山竜一 久行しのぶ(以上タテヨコ企画) 福永理未 藤谷みき 矢内文章(アトリエ・センターフォワード)
【大阪ゲスト】坂口修一
【会場】ギャラリ・カタカタ(東京) IKサロン表現者工房ノワール(大阪)
『待たない人々』の上演が2015年12月ですから、実に2年ぶりの公演でした。この2年の間、私は一体何をしてたのか、ちょっと思い出してみます。
2016年10月には表現者工房主催・桂ゆめさん演出の市民参加リーディング『桜の園』に出演しましたね。はい、出演ですよ。書き間違いじゃありません。私の人生最後の演技です。どうでもよい話ですが。さらに確認すると2016年11月には学生たちと『谷繁』を作ってますね。大学で舞台表現プロジェクト(通称STEP)を立ち上げたのですがその第一回公演でした*。他にも2017年11月に表現者工房の主催で市民参加リーディング『土に寝ころぶ女たち』の上演などがあったのですが、特に2016年10月は『谷繁』と『桜の園』の稽古が重なり父の訃報もありバタバタしてました**。『あるサラリーマンの死』は、この時に亡くなった父について思うところがあり作った芝居です。
同時に、この頃から世界の名作戯曲をモチーフにした作品創作を始めました。『待たない人々』もそうなのですが(『ゴドーを待ちながら』)今作の場合、言うまでもなくアーサー・ミラーの傑作『セールスマンの死』です。
大阪からは名優・坂口修一さんにご参加頂きました。東京側のゲストも濃い面々でした(福永理未さん、藤谷みきさん、矢内文章さん)。写真は東京会場のギャラリ・カタカタです。閑静な住宅街にある小さなギャラリーなのですが窓の外に見える道路を使って舞台に車を登場させたりしました。大阪で同じ演出はできませんでしたが、いつかやってみたいと思う次第です。
表現者工房には大変お世話になりました。大阪で上演した初めての本公演ですし、とても意義深い作品です。しかし、これは全く以て個人的な話になるのですが、劇団を始めて以来、実はこの作品を作っていた頃が一番自分の芝居を見失っていた気がします。何をすれば良いのか、どんなものを作りたいのか、そもそもなんでお芝居やってるの?等々、色々分からなくなりかけた時期ですね。座組の皆に散々助けてもらいました。そんな意味でも印象深い作品です。
『あるサラリーマンの死』から4年と半年が経ちました。びっくりしますね。『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』の大阪公演、いよいよ来週末に始まります。お時間許しましたら是非表現者工房へ足をお越し下さい。決して損はさせませんよ!
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横田修 拝
*STEPは現在も継続的に活動中です。今秋もこども食堂をテーマにしたオリジナル作品の上演を計画しています(学生の作・演出)。静岡県藤枝市への旅公演も実施の予定。今から楽しみです!
**葬儀のため『桜の園』の稽古の前半には参加できず。誠に申し訳なかったのですが私の出鱈目な演技など関係なく公演は大成功!以後、桂ゆめさんの作品は表現者工房で継続的に上演されました。
今日から数回に渡って、大阪で行ってきた過去の公演を振り返ってみようと思います。
タテヨコ企画WEST 第一回公演
『待たない人々』作・演出 横田修
【東京公演】2015年12月5日(土)、6日(日)【大阪公演】2015年12月12日(土)、13日(日)
【出演】舘智子、向原徹、大塚あかね、服部健太郎(以上タテヨコ企画・東京)
*大塚あかねは東京公演、服部健太郎は大阪公演に出演
【スペシャルゲスト】髙安美帆(エイチエムピー・シアターカンパニー/大阪)
私が初めて大阪で行った公演です。劇団の本公演ではありません。生活の拠点を関西へ移したばかりの頃、東京と大阪から俳優を招いて作品を作ったのでした。いやぁ、もう七年も前の話になるのですね。びっくりです。
このお芝居のモチーフは『ゴドーを待ちながら』でしたが、方言に関する話題と台詞を沢山描いた記憶があります。大阪暮らしを始めたばかりで関西弁が気になって仕方なかったのですよ。しかし当然といえば当然なのですが、大阪へ住み始めたばかりの私に対して誰も関西弁を使ってくれません。目の前で交わされる方言によるやり取りに、やたらと憧れたものでした(ただ寂しかっただけかもしれません)。もちろん関西弁と一括りにできないほど方言の幅は広いのですが、当時はそんな当たり前のこともよく分かっていませんでしたね。スペシャルゲストの高安さんには、私の台詞を方言に変換して頂きました。
東京では学習院女子大学の演劇フェスに参加しました(pafe.GWC2015)。大阪公演はIKサロン表現者工房(現・表現者工房)と共催でしたね。懐かしい!まだ表現者工房1Fのノワールができる前の話です。
タテヨコ企画WESTなんて仰々しく宣ったわりに一回しか公演してません。いつになるかは全く分かりませんが、いつの日か二回目をやりたいものです。
さあ。『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』大阪公演はいよいよ来週末。
お時間許しましたら是非表現者工房へ足をお越し下さい。決して損はさせません!
◎予約フォーム(大阪用)
https://www.quartet-online.net/ticket/tateyokokikaku42osaka?m=0ahcgdc
横田修 拝
作・演出の横田です。
本日(もう昨日)の公演をもちまして東京公演が無事終了です。千秋楽も、大きく温かい拍手を頂いて終えることができました。ご来場の皆々様には心より篤く御礼申し上げます。ありがとうございました!
さあ。来週末には大阪の表現者工房にて本番ですよ!今年三月に『家族のカタチ』にてお邪魔したばかりですが、再びお世話になります。
ここ数年、毎年大阪からゲストをお招きして東京・大阪の二都市公演を行ってきましたが、様々な事情でこの規模の公演はしばらくないと思います。是非今作をお見逃しなく、ご覧頂けましたら幸いです。関西方面の皆様、何卒よろしくお願い致します!
◎予約フォーム(大阪用)
https://www.quartet-online.net/ticket/tateyokokikaku42osaka?m=0ahcgdc
横田修 拝