皆様お久しぶりです。長塚圭史です。
KAAT神奈川芸術劇場もどうぞよろしく。
舞台には魔物が棲んでいるなんてことをよく言いますが、稽古場にも魔物は現れます。というか憑かれます。役者本人は意図していない瞬間に魔物は稽古場を荒れ地に変えます。
だが、時として、毎回同じシーンで魔物に憑かれた役者が大暴れすることが続きます。今回で言えばこの方ですね。写真をご覧ください。
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お分かり頂けただろうか。
これは正についさっきまで魔物が憑いていたばかりの役者本人です。
恐ろしい。
魔物力が3倍となっております。
孫悟空風に言うと、さんべぇだ!!です。
何が恐ろしいか。
それは魔物力と演技力が連動力によって上手く作用しているところです。作用力です。
腕力ではどうすることも出来ません。
無理です。
無理力が凄いのです。
そんなときは受け止めるのではなく回避します。
大事なのは回避力です。
いや回避能力です。どっちでもいいです。
左ヒラメ右カレイ。どっちでもいいです。
おはぎかぼたもちか。どっちでもいいです。
そう、どっちでもいいのです。
魔物が憑いていようがいまいが、シーンが面白く成立していればどっちでもいいのです。
そんなことは深く考えなくていいのです。
演出家さんが、それは違う!と言ったらそれは違います。何言ってるんですか。全て撤回です。撤回力です。撤回力さんべぇだ!です。
あ、すみません。
そろそろ貴子と出かける時間ですのでこの辺りで。
本番まで約2週間ですね。
まぁ、どっちでもいいです。
長塚圭史でした。
(政木コヲタ)