大阪の思い出・その6〔最終回〕

タテヨコ企画第41回公演
『家族のカタチ』作・演出 横田 修
【東京公演】2022.3.2(水)-6(日)【大阪公演】3.18(金)-20(日)
【出演】あさ朝子 加藤和彦 舘智子 西山竜一 久行志乃ぶ ミレナ(以上タテヨコ企画) 牛水里美(黒色綺譚カナリア派) 辻川幸代(ニュアンサー) 福永理未 村田与志行(ボタタナエラー)
【大阪ゲスト】まえかつと(コトリ会議) 
【会場】シアター風姿花伝(東京) 表現者工房(大阪)

 

 半年前のことですから思い出と言うほど昔じゃありません。とはいえ大阪に来たのは2019年9月の『谷繁』以来ですから実に2年半ぶりのことでした。やはり生で舞台を観て頂けるのは嬉しいものです。

 大阪ゲストはコトリ会議のまえかつと君。市民参加劇『土に寝ころぶ女たち』にて舘と共にご一緒したのが2018年12月。3年と数ヶ月ぶりの共演でした。東京ゲストの皆様(牛水里美さん、辻川幸代さん、福永理未さん 村田与志行さん)も大変個性的な人たちでしたね。

舞台写真:(左から)ミレナ、まえかつと

舞台写真:(左から)福永理未、舘智子、久行志乃ぶ、加藤和彦

舞台写真:(左から)牛水里美、辻川幸代、村田与志行

舞台写真:(左から)あさ朝子、西山竜一、舘智子、ミレナ

 新人劇団員のミレナ振付の「サンバ踊り」(サンバ+盆踊り)を皆で踊ったのも良き想い出です。

 

舞台写真:サンバ踊り

 『家族のカタチ』は名作シリーズ以外では実に久し振りの新作でした。HPの公演記録を見ると『太子堂のサーカス』以来ですね。2014年の作品ですから、なんと8年ぶりなのです。一体なぜこんなにも長い間、描かなかったのか。自分でも分かりません。多分描かなかったのではなくて、描けなかったんだと思います。それが大阪へ来てから、やっと描きたくなってきた。偉そうな物言いですが、でも多分そういうことなんだと思います。その時に劇団があって良かった。本当に良かったです。劇団員には感謝しかありません。

 

 出来の善し悪しは自分では判断出来ませんが、兎にも角にも8年ぶりに描いて、そして創った。それが『家族のカタチ』という作品でした。そんな作品を今暮らす町・大阪で上演できたことも、個人的にはとても喜ばしいことだったと思います。

 

 

 今週末、大阪にて最新作『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』を上演します。本作は20年前の作品をリライトしたものなのですが、今の私が描く精一杯を詰めこみました。動物園で働く飼育員たちの日常に、人間という「動物」の悲喜交々を折り込みました。決して堅苦しいお芝居ではありません。楽しんでご覧頂けたなら幸いです。本日、表現者工房に小屋入りしました。初日は明後日。お時間許しましたらどうぞ劇場に足をお運び下さい。決して損はさせません!

 

 今後しばらくはこの規模の大阪公演は行いません。どうぞこの機会をお見逃し無く!

 

横田修 拝

 

追記:東京公演関連のツイートをまとめましたのでご覧下さい。

【東京公演感想まとめ】 https://togetter.com/li/1944196


◎予約フォーム(大阪用)
https://www.quartet-online.net/ticket/tateyokokikaku42osaka?m=0ahcgdc