【ゲストのご紹介】牛水 里美(黒色綺譚カナリア派)

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牛水 里美(黒色綺譚カナリア派

妖気を感じた鬼太郎のような後ろ髪。素敵です。うっしー(牛水さんの愛称)はタテヨコ2回目のご出演。1回目はシシャモ演出の『ムラムラギッチョンチョン』(2017)でしたね。2011年には利賀演劇人コンクール2011にて優秀演劇人賞を受賞している実力派女優です。

 

彼女は桜美林大学総合文化学科出身ですが、学生時代から主に外部で活躍していたため具体的な接点はほとんどありません。しかしウワサには聞いていましたよ。そういう学生の方が口の端に上るものです。とはいえ別に元不良とかそういう感じの人じゃありません。学校からみればアウトローな人かもしれませんが、演劇人としてのキャリアは別物です。落ち着いた雰囲気の素敵な大人の女性です。

 

星の数ほどあるうっしーの魅力の一つは、抑制の効いた低音ボイスではないでしょうか。どんなにバタバタしたシーンでもすっと耳に入ってくるのです。目が離せないではなくて、耳が離せないとでもいいましょうか。聞いてると妙に落ち着いた気分になります。そんな声が芝居中に震える瞬間があって、その時はどきっとしますね。

 

猫みたいな佇まいの中に秘めた情熱やパトスを感じさせてくれる唯一無二の女優。そんなうっしーは今回、子ども食堂「ニコニコ」のスタッフでありシングルマザーの浅川弥生を静かに熱く演じています。ご期待下さい!