【ゲストのご紹介】福永理未

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福永理未

タテヨコ出演五回目となるさとみん(福永理未さん)。振り返ると大阪に居を移してから創った作品のほとんどに出てくれてます。最初は『ムラムラギッチョンチョン』でした。

http://tateyoko.com/records/muramura2017/member.html
『ムラムラギッチョンチョン』(2017)出演者(特設HP内)

五年前。みんな若い。シシャモのヒゲのインパクト。私はひたすら太ってますね。

前作『誰かの町』(2021)では西演じる有野の恋人・春子役でしたね。二作目の『あるサラリーマンの死』(2018)ではオタクの孫娘を演じてくれました。その時の祖父は西で祖母はたてちんでしたが、今回は二人が演じる夫婦の娘役です。ちなみに加藤は前作で春子の弟役・洋でしたが今回は恋人役ですね。至極当たり前のことですが、芝居って面白いなぁと思います。

さとみんの魅力は数知れません。去年も書いた気がするのですが、特に感性、感受性が最大の魅力なのです。特に今作では、言葉に対して強く思いました。私たちは言葉を発することで何かを伝えた気になるけれど、正直きちんと伝わらないことの方が多いですよね。むやみに誰かを傷つけてしまうこともよくあります(いい年をして、私はまともに喋れたことが一度もありません。劇団員にいつも怒られています)。俳優は、他者の書いた言葉(台詞)を発話する仕事ですから、言葉への感性が重要なのは言うまでもありません。

今作『家族のカタチ』の醍醐味の一つは、そんなさとみんとたてちんの絡みです。同じシーンに出ることは多々ありましたが、今作ほど二人ががっつり組むことはありませんでした。親子という強い関係性の中での(台詞を含めた)やり取りは、実に見応えがあります。

さとみんが今回演じるのは、子ども食堂に母親が三人居ると宣う(のたまう)娘・しおりです。どうぞご期待下さい!


横田修 拝