作・演出の横田です

残暑厳しい毎日、皆さん如何お過ごしですか?

私は、出来る限りネバネバしたものを食べて夏を乗り切ろうと目論んでいます。

さて。今日も『谷繁2』の稽古の日々です。

稽古風景 (左より)西山竜一、舘智子

『谷繁2』は、「谷繁」が登場する2作目の作品です。2本も描いておきながら、未だに「谷繁」とは何なのか、自分でもイマイチよく分かりません。一点だけハッキリしているのは、ヒトではないということ。むしろこの点だけが決まっていて、その他は不明(自由?)なのです。書くのは簡単ですが、具体的に演じるのは結構難しい気がしませんか?少なくとも、私にはできそうにありません(そもそも舞台上で演技をしないので、その意味では私にできることなど何一つないのですが、まあそれにしてもという話です)。

 

ところが、ところがです。やっちゃうんですよねぇ、俳優は、、、いとも簡単に。もちろん安直な擬人化などではありませんよ。「いとも簡単に」なんて書いてしまうと「おいおい、これでも考えてんだよ、こっちは!」なんて怒られてしまうかもしれませんが、別に構いません。「俳優ってのは凄いなぁ」と、毎日稽古場にて本気で思っているのです。

 

もう一つ、そんな「谷繁」と向き合って話をするヒトというのも難しい気がしますがどうでしょう?写真は、そんな風に向き合うヒトと、ヒトではないものです。

 

座組一同、本番まで突っ走りますよ。『谷繁2』どうぞご期待下さい!