「ひきこもり」との距離

遂に春がきた!

 

と思えば冬が慌てて帰ってきたような気候が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

タテヨコブログ二周目の男谷口継夏です。

 

僕はまだ東京での活動も日が浅く、あまり一度共演した方と再共演という経験がないのですが、

 

タテヨコ出演も2度目ということで劇団員さんたちやリサリーサさんとの再会がとっても嬉しくて、

 

今回初めましての皆さまもとってもあたたかい方たちなので、早々に打ち解けることができて幸せな現場です。

 

今作も昨年の「橋の上で」に引き続き、ヘビーな作品ということもあり、この現場の居心地の良さはとても救いなのであります。

(楽しそうに談笑する西さんとしいたけさん)

 

僕が演じる役柄は、笑うタイミングが皆無なのですが、お芝居をしている時以外は基本ニマニマと笑っている気がする。笑

 

演出・脚本の柳葉魚さんは、「橋の上で」のときからとても話しやすくしてくださっていて、

 

疑問点やお芝居の相談を真っ直ぐに受け止めてアンサーをくれる、とても真摯な方です。

 

普段話しているときは、お得意のひねくれトークで全然素直じゃないですが。笑

 

それも柳葉魚さんの素敵でチャーミングなところです。

 

柳葉魚さん、前回の出演以降僕が出演する作品をすべて観劇してくださっているんですよ。。。。。(マジ)(感謝)(嬉)

 

作演の柳葉魚さんも素敵だけど、俳優の柳葉魚さんもとっても素敵なのでいつか共演できる日を夢見て頑張りたいなと、こっそり思っております。こっそりね。

 

さてさて。

 

今作『繭の家』では、「ひきこもり問題」「8050問題」を題材に扱った物語で。

 

僕は今作に向き合う中で「ひきこもり」って今まで思ってたよりとても近いところにあるなと考えるようになりました。

 

これは今を生きる人たちみんなに言えることで。

 

人間必死に生きていれば、どこかでつまずくときもあって、

 

そのつまずきの大小に関わらず、心がポッキリ折れるときがある。

 

それがこの先絶対起こらないという確証もなく、いつ何時自分が守りの体制に入るのか分からないな、なんて考えています。

 

そして現に、中学時代に僕もポッキリ折れちゃいそうなタイミングがあって。

 

そのときは、自分の部屋がなかったということもあるけど、親に変な心配をされるのが嫌で無理くり学校に通うことを選択していました。

 

もしあのとき、こもる場所があったのなら確実にひきこもっていただろうなと思います。

 

ただ、ひきこもること自体を個人的には全否定しないでいいのかな、とも思っていて。

 

「ひきこもる」ということは、防衛本能でもあるから。

 

僕の場合は、あのとき学校で心の支えになる友達がいたからなんとか生きて来れただけなので。

 

そのおかげで、演劇とも出会えて、今こうしてこの題材としっかり向き合うことができている。

 

この問題は、当事者だけでなく周りを取り巻く人や物事も大きく関わっている非常に難しいもので、

 

決してひとりでは解決できない複雑な題材なのです。

 

この作品を観て皆さまに何を届けられるのか、試行錯誤の日々です。

 

3月にシアター風姿花伝でお会いできることを楽しみに、

 

そして意義ある今作に関われることへの喜びを噛み締めつつ日々精進して行きます!

 

あ、チケットの予約受付開始しましたよ!!!

 

これみよがしに僕扱いの予約フォームを置いてこのブログを〆る!

 

サラバじゃ〜〜〜〜〜〜〜!

 

[emoji:4B0]谷口継夏扱い予約フォーム[emoji:4B0]https://www.quartet-online.net/ticket/tateyoko45/entry?urd=09QtIMOt4f