ゲストのご紹介・森啓一朗(東京タンバリン)

作・演出の横田です。

『誰かの町』参加ゲストを紹介します。三人目は森啓一朗氏。『宇宙ノ正体』(2001)以来、実に20年ぶりのタテヨコ参戦です。私は昔から「リーダー」と呼んでいますが何故(なにゆえ)に「リーダー」なのかはさっぱり覚えておりません。ええ、彼は出会った時から「リーダー」でした、、、そもそも、もっと昔から彼の所属する東京タンバリンでそう呼ばれていた気がします。大昔に舞台美術の仕事をしていた私は、東京タンバリンの現場でリーダーと出会ったのですね。何を隠そうたてちん(舘智子)と出会ったのも東京タンバリンでした。何が言いたいのかというと、リーダーとの本当の出会いは20年どころではなくもっとずっと昔、ほとんど四半世紀も前になるんです(50歳の私にとって人生の半分の時間です!)。

なのにですよ、20年前ぶりの共演だというのに様々な共通言語が生きている。この不思議な感覚を持てるのはきっと、四半世紀の昔から同時代を突っ走ってきたからだと思うのです。実に誇らしく、単純に嬉しいのでした。

リーダーは昔から"華"のある俳優です。今回もいぶし銀の色気で観客を魅了するでしょう。俳優としての引き出しも多いしスキルも高い。あえて難癖をつけるならば、稽古場での下ネタ発言率がダントツ高い(笑)。そのくせ下品に聞こえないのは人徳なのか、きっと育ちが良いのでしょうね。一杯飲みたい気分です。

今回はヒロインの父であり診療所の先生である「高橋大」を演じます。リーダーの魅力が満載ですよ。どうぞご期待ください!

 

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